【ハンドボール】ゼロステップの考え方を易しく解説

ハンドボールにおいて、ボールを保持している間の歩ける歩数については競技規則により定められています。

次の行為は許される。

7 の 3
ボールを持って最高 3 歩まで動くこと(13:1a)。次の場合に 1 歩動いたと 見なす。

(a) 両足を床につけて立っているプレーヤーが, 片足をあげて再びその足 をおろしたとき, あるいは片足を他の場所へ移動させたとき。
(b) プレーヤーが片足だけを床につけていて, ボールをキャッチした後に 他の足を床につけたとき。
(c) ジャンプしたプレーヤーが片足で着地し, その後に同じ足でジャンプ して着地するか, 他の足を床につけたとき。
(d) ジャンプしたプレーヤーが両足で同時に着地し, その後に片足をあげ て再びその足をおろしたとき, あるいは片足を他の場所に移動させた とき。

【注】 片足を他の場所に移動させ, その後にもう一方の足を引きずり寄せた 場合は,1歩のみ動いたと見なす。 ボールを持ったプレーヤーが転倒して滑った後, 立ち上がってプレーを継続することは違反ではない。これは、ボールに対して飛びついてボ ールを持った後, 立ち上がってプレーを継続する際も同様である。

ハンドボールはボールを持って3歩まで動いてよいというのは、分かりやすいルールですが、その後になにやら(a)~(b)にごちゃごちゃって書いてます。

個人的には文章がすごく分かりにくいので、ここでは(a)~(d)についてはあんまり考えなくて良いです。

ゼロステップ

ゼロステップの基本

競技規則運用に関するガイドライン(2019年版)には、

ドリブルからのステップの開始(7:3) 競技規則 7:3 の c, d にあるように, ジャンプして空中で「ボールを受けた」後 の最初の着地は一歩とは数えない(0 歩)が, 「ボールを受ける」とは, パスを受け ることを意味する。

ジャンプして空中にいてもドリブル後のボールをキャッチするという行為は, 上記の 「ボールを受ける」に該当しない。したがって, ドリブルの後, 片足を地面につけれ ば例外なく(0 歩とはせず)第 1 歩と数える。

と書かれています。

どうやら上の7の3の(c)(d)については実はゼロステップについて書かれているようです。

ぽんこつ
分かりにく過ぎない?それなら(c)(d)には「ボールを空中で受けて」って頭に必要でしょう

という文句は置いといて。
(ちなみに(c)(d)については両足着地は1歩とすることも読み取れます。)

 

 

 

書かれているようにハンドボールには0歩(ゼロステップ)という考え方があります。

 icon-quote-left ジャンプして空中で「ボールを受けた」後の最初の着地は一歩とは数えない(0歩) icon-quote-rightというのがゼロステップの考え方です。これが基本中の基本です。

このゼロステップで重要なのは、

ゼロステップのポイント

  • 空中で
  • ボールを受けとる(ドリブル後ではない)

ということです。本当にこれが重要です。

 

他の動作についてパターンごとに見ていきましょう。

空中でボールを受けなかった場合つまり片足または両足が床についている場合

床に足が着いている状態でボールを受ける(パスを受ける)ときは、次の最初の着地(足の移動)は1歩目とカウントされます。

当然と言えば当然ですよね。

立った状態を0歩目というと違和感がありますが、ボールを受け取って最初に地面に着く足は1歩目ですので、あまりゼロステップと絡めて考えなくても直感的に分かるかと思います。(立った状態を0歩目とするのは後程腑に落ちます)

ボールを受けた後ではなくドリブル後

ここがよく勘違いされるポイントです。

ドリブル後に、ボールを空中でつかんだ場合と、足が着いている状態でつかんだ場合の数え方は下の通りです。

・ドリブル後に空中でボールを掴む

・ドリブル後に足が着いている状態で掴む

上の通り、ドリブル後には0歩目(ゼロステップ)というものは存在しません

ボールを掴んだ後の動きは同じでも、それがパスを受けた後かドリブル後かで歩数の考え方が違うのがゼロステップの注意したいポイント。

これを結構審判が判断しきれているかと言われるとなかなか難しいのではないかと個人的には思います。厳密にはオーバーステップなプレーはたくさんあると思われます。

ゼロステップの基本的考えからの例外

上の考え方で行くと、

『足が着いた状態でボールを受けとる ⇒ その場でドリブルする ⇒ その場で足を着いたままキャッチする』
(簡単に言うとパスもらって動かずにその場でドリブルしてキャッチした状態)

このプレーはドリブル後のボールをキャッチした瞬間に1歩目が既にカウントされていることになります。

が、これについては上の考え方からは例外で、ドリブル後も0歩になります。
(足を動かしていない全く同じ状態なのに、ドリブル前後でその状態が0歩目でもあり1歩目でもあるというのはおかしいと考えると分かりやすいかも)

ゼロステップまとめ

ゼロステップはパスを受けたとのみに有効で、ドリブル後は適用されません。

もし腑に落ちないオーバーを取られたときは、この考え方に基づいて考え直してみると良いかもしれません。